フハハ！暗黒より出ずる神より「闇の力」と「永劫の刻」を授けられ地獄より蘇った……というのは置いておいて(笑) 歌唱、作詞、作曲、編曲、文筆、イラスト、デザイン、映像制作、他多岐に渡るアーティスト・創作活動をしている、マチゲリータと申します。 主にVOCALOIDを使用した作品ではダークな世界観を中心に創作活動をしております、よろしくお願いいたします。

少し暗い話になってしまうのですが。 十代の頃学業で大きな挫折をした際ひどく落ち込んでしまい、やることも無く毎日死んでしまおうと思っていたのですが、そんな日々の中ふと「自分は何でこの世に生まれたんだ？」と自問自答したんです。 生まれたからには何か意味があるだろうと、挫折した後すべてを失った様に思えた自分自身に意味を持たせたかった、自分が生きていた証を小さな物でもいいからどこかに残したい、と思ったのがきっかけです。 両親が音楽好きで若い頃に楽器やバンドをやっていたりしていて、小さな頃から音楽に触れる機会が多かった事もあってか、自分自身も音楽に対してポジティブな感情を抱いていたり、当時(今もですが)音楽に纏わるゲームや作品に興味があったので、「音楽」を選びました。 色々な方にご心配をお掛けしそうな内容ですが、おかげさまで今は元気です！大丈夫です(笑)

Q2の内容に書いた「挫折」直後、十六歳頃から音楽活動をしています。 当時音楽投稿サイト「muzie」にインスト楽曲を投稿していたのですが、その最中VOCALOID2「初音ミク」の発表、当時ネットの最先端だった動画投稿サイト(Youtube、ニコニコ動画)等が台頭し始め、初の歌物を作って動画サイトに投稿したのが大きな分岐点だったように思います。 そこからなんやかんや、紆余曲折ありまして、今に至ります。ここまであまりに目まぐるしい速さで過ぎたものですから、もう何十年も前のことの様に感じます(笑)

自分の作った物が世の中に波及して、誰かが何かを思ってくれる、誰かの声が返ってくる、という事に喜びを感じます。 楽曲制作を始めた頃は自信もなく「そんな事ありえない」と思っていたので、衝撃的な嬉しさでした。 やっぱり、自分の作った物を褒められると嬉しいです。褒められなくても何かを思ってくれているのが嬉しい、無関心ほど怖いものは無いです(笑)

小さな頃、原宿の「ハロウィン仮装パレード」に参加した事があり、その頃から思い入れがあります。 単純に、よくハロウィンでモチーフにされる「可愛げでちょっと不気味な存在達」(モンスター、おばけ…)という物が好きだという事もあるのですが、 ルーツを探ると、その仮装パレードに参加した時の思い出が深く関わっているような気がします。楽しいお祭りだけれど、なんだか陰や秘密があるような気がする……という「ミステリアス」な所にも興味を惹かれているのかもしれません。 もうかれこれハロウィンをテーマとした楽曲を発表し続け7年になり、ここ最近は毎年「ハロウィンパーティ」と題したライブを行ったりしているのですが、未だにその「陰」や「秘密」の謎は解けません……。 でも、とてつもない魅力があるのは確かです(笑)

ハロウィンでは「トリックオアトリート！」と言ってお菓子を貰います。ハロウィンにお菓子は必要不可欠で、子供からお年寄りまでが食べるものです。 しかしそのお菓子、「人間」だけが好きなわけではないのかもしれない……もしも凶悪な「何か」もお菓子を食べたがっていたら……お菓子が大好きだったとしたら？ そんな「手段を選ばずお菓子を奪いにくる」ような「狂気の者たち(モンスター？おばけ？何だろう…)」がテーマです。 皆さんも「トリックオアトリート」の言葉には気をつけて……ドアの向こうには……キャー！でも、お菓子が好きなら仲良くなれるかも？(笑)

小さな頃から「物作り全般」が好きだったのですが、大変な飽き性で(笑) あっちにいったりこっちにいったり……四歳頃から幼稚園での工作だったり粘土遊びだったりとか、小中学校の授業での絵だったりとか、家に帰っても…という感じで日々物作りをしていた事がきっかけだったように思います。 今やっている事の全ては、幼年・少年期に他の物よりも深く関わった「絵」「造形」「映像」等の「ビジュアル表現」から始まっていて、基本的には全ての創作に於いて「光景が見える」ような作品になる様に心がけています。

現在VOCALOID楽曲の制作は勿論、マチゲリータとして自分自身で歌いながらのアーティスト活動、他アーティストさんに向けての楽曲提供、その他先述した複数の創作活動を行っていますが、 今後はその規模をより大きく、より素敵な物へと高めていきたいなと思っています。

創作を行おうとしている方へのアドバイスですが、とりあえず続けてみる、という事が大切だと思います。 創作を始めて、思うようにいかなかったり、先が見えなくなったりしても、とりあえず自分が「限界だ」と思うまで続けてみてください。 そうして「限界」が訪れたら、休んでしまえばいいのです。しばらく休んでからまた再開すれば、違った視点で創作という物を見る事が出来るかも知れません。

「限界」と言っても、くれぐれも、体も心も壊さぬように！一番大切なのは何よりも自分自身ですよ。

初めてマチゲリータを知った方も、知っていた方も、ここまで読んで頂き有難うございました。 今後も沢山のアイディア・ヴィジョン・野望の下、アーティスト・創作活動を続けて行ければと思います。 是非とも、マチゲリータの作品を見て・聴いて・感じてみてください。それでは皆様、またいつか「闇の世界」でお会い致しましょう。

自らが音楽を作り、歌を歌い、絵を描き、文字を綴り、全てを紡ぎだす。
それが「マチゲリータ」である。